第4回 農美里フォトコンテスト入賞作品
第4回「みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト」は、『 みやぎの農村の美しい景観・伝統行事・暮らしを再発見 』することを目的に『 農村の美しい景観 』『 農村での伝統行事 』『 農村での暮らし 』をテーマとしてフォトコンテストを開催しています。お陰さまで県内各地から64名の方々より95点の作品をご応募いただきました。
審査会は、平成29年2月1日(水)に土地改良会館5階大会議室で行われ、宮城県写真連盟会長を含む4名の審査員による厳正な審査の結果、宮城県知事賞1点、宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞1点、水土里ネットみやぎ会長賞1点、学生優秀賞1点、ふるさと賞3点、入選5点の作品が決定しました。
- 【審査会風景】
入賞作品
宮城県知事賞
村の荒れみこし
- 撮影者
- 後藤 博 様
- 撮影地
- 大郷町
講 評
のどかな農村の風景の中で田畑を駆け巡る荒神輿、白装束の氏子が足元を気にせず、泥まみれになっている姿は、若者達とはいえ相当疲れ切っている様子が伝わってきます。最後の難関、土手を必死に這い上がろうとする氏子、リーダーが素早く振り返る様子が祭りの状況を物語っています。特に神輿が大きく傾いているところが良く、勇壮な一瞬を逃すことなく構図に収めた素晴らしい作品です。
宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞
棚田の秋
- 撮影者
- 日野 俊文 様
- 撮影地
- 丸森町
講 評
澄みきった青空にちりばめられた様な秋雲、とても気持ちのいい秋晴れの光景です。山間のあぜ道に咲く彼岸花、黄金色に色付き始めた稲穂から自然の恵みが感じられ、このまま何時間でも眺めていたくなる素敵な作品です。
水土里ネットみやぎ会長賞
水田に映る逆さ蔵王
- 撮影者
- 佐藤 利浩 様
- 撮影地
- 蔵王町
講 評
遠くに広がる残雪の蔵王連峰、僅かに霞む空気感が春のイメージを一層引き立てています。蔵王から流れ着く清らかな水は、広大な水田の水鏡となって、見事に綺麗な逆さ蔵王が映り込んでいます。田植えを終えたばかりの苗も効果的な作品です。
学生優秀賞
ねぎから見るライスセンターと空
- 撮影者
- 狩野 光凛 様
- 撮影地
- 仙台市
講 評
まるでネギ先の上に、ライスセンターがちょこんと乗って見える様子は、面白く斬新な構図で撮影され、学生らしい新鮮な発想です。空には飛行機雲が不思議な形でアクセントになり、楽しい作品です。
ふるさと賞
植え直し
- 撮影者
- 木村 文武 様
- 撮影地
- 白石市
講 評
田園で苗の植え直ししている女性の姿が、里山のいい雰囲気を醸し出している綺麗な作品です。昔は共同で田植えしたものですが、近年は機械化が進み短時間で田植えが終わってしまい、ちょっぴり寂しく感じられます。収穫時には、こうして愛情をかけた苗が、私達を幸せにしてくれていることに感謝します。
伝統を引き継いで
- 撮影者
- 佐藤 一之 様
- 撮影地
- 登米市
講 評
農道に集まった少年少女、獅子舞の伝統を守り伝承してゆく、そんな素敵な光景の一コマにみえます。赤い獅子舞が粋な感じで表現されているところも良かったです。ゆっくりとした時間を感じる心温まる作品です。
雪国
- 撮影者
- 柳田 久義 様
- 撮影地
- 大崎市
講 評
真冬の山里で、元気に暮らす様子を上手く表現しています。風雪でかすんだ景色や大根の位置、昔ながらの藁蓑がとても良いです。全国フォトコンテストに匹敵するほどの秀作です。