第9回 みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト入賞作品
「みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト」は、『 みやぎの農村の美しい景観・伝統行事・暮らしを再発見 』することを目的に『 農村の美しい景観 』『 農村での伝統行事 』『 農村での暮らし 』をテーマとしてフォトコンテストを開催しています。第9回みやぎのふるさと農美里フォトコンテストでは、県内外各地から66名の方々より95点の作品を応募いただきました。
審査会は、令和4年2月14日(月)に宮城県土地改良会館5階大会議室で開催し、宮城県写真連盟会長を含む4人の審査員による厳正な審査の結果、宮城県知事賞1点、宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞1点、水土里ネットみやぎ会長賞1点、学生優秀賞1点、女性優秀賞1点、ふるさと賞3点、入選5点の入賞作品を決定しました。
- 【第9回みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト審査会風景】
入賞作品
宮城県知事賞
山里の春
- 撮影者
- 木村文武 様
- 撮影地
- 大崎市
講 評
日本のふるさと百景を見ている様な気持ちになりました。まだ肌寒さを感じる山々の春景、残雪がとても美しい写真です。白雲と青空、麦わら帽子をかぶり農作業をしている人の姿もよい雰囲気を出しています。何一つ無駄のない素敵な情景を見事に捉えた素晴らしい作品です。
宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞
暑い日の作業
- 撮影者
- 石原三雄 様
- 撮影地
- 角田市
講 評
ビニールハウスの中で梅干しづくりに専念しているご夫婦の姿が素敵です。プラスチックケースの中には、沢山の梅干しが等間隔に敷き詰められ、甘酢ぱい香りがしてくるようで美味しそうに見えました。的確な画面構図と生産地の生活感を上手に表現した優秀作品です。
水土里ネットみやぎ会長賞
棚田の田植え
- 撮影者
- 狩野吉浩 様
- 撮影地
- 気仙沼市
講 評
晴天に恵まれたのどかな里山の棚田光景、見渡す限りの草木一面が新緑となり、とても爽やかで気持ちのよい写真です。田植えを終えたばかりの早苗がやさしく並んで見え、遠方でも田植えをしている様子が写っています。赤いツツジの花が咲いて写っているのも、とてもよいアクセントとなっています。
学生優秀賞
自然の美しさ
- 撮影者
- 越阪部冬輝 様
- 撮影地
- 仙台市
講 評
茜色に染まった夕暮れ雲が、青空と調和してバランスよく綺麗に映り込んで表現されています。右手前の木を配置したことによって、遠近感がでました。さらにポールや地面がシルエットとなり、シンプルで素敵な作品です。
女性優秀賞
私のいきがい
- 撮影者
- 宍戸一恵 様
- 撮影地
- 名取市
講 評
冷たい水田に入り、セリを摘むのは過酷な作業かと思います。おじさんがゴム胴長を履き、さらにタオルでほっかぶりしている姿がとてもカッコ良く表現されていました。セリを入れたプラスチックケースや背景のセリ水田の構図もまとまりがありました。セリさばき中に水が飛び散って見えたのも良かったです。
ふるさと賞
月明りの棚田
- 撮影者
- 小檜山裕行 様
- 撮影地
- 丸森町
講 評
沢尻棚田の風景がとても綺麗です。田んぼに水引した水面に空と星が見事に映っていて感動しました。僅かな月明かりをねらい通りに表現できている風景写真です。
桜咲く頃
- 撮影者
- 工藤るみ 様
- 撮影地
- 仙台市
講 評
陽春の候、菜の花、桜や梅の木を鑑賞しながら畑作業する二人、「今日は最高の春爛漫だね」と語らいあっていたことでしょう。そんな会話が伝わってくる様な素敵な光景の作品です。
レンコンに托して~「先を見通す」縁起物
- 撮影者
- 清原一彦 様
- 撮影地
- 栗原市
講 評
冷たい水田に入り込んで、泥の中からレンコンを引き抜く作業は、とても過酷な重労働だと思います。収穫時期の様子を上手に撮影しています。レンコンの様に、見通しの良い明るい生活が迎えられることを期待します。