第5回 みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト入賞作品
「みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト」は、『 みやぎの農村の美しい景観・伝統行事・暮らしを再発見 』することを目的に『 農村の美しい景観 』『 農村での伝統行事 』『 農村での暮らし 』をテーマとしてフォトコンテストを開催しています。第5回みやぎのふるさと農美里フォトコンテストでは、県内各地から83名の方々より124点の作品を応募いただきました。
審査会は、平成30年2月2日(金)に土地改良会館5階大会議室で行われ、宮城県写真連盟会長を含む4名の審査員による厳正な審査の結果、宮城県知事賞1点、宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞1点、水土里ネットみやぎ会長賞1点、学生優秀賞1点、女性優秀賞1点、ふるさと賞3点、入選5点の入賞作品が決定しました。
- 【第5回みやぎのふるさと農美里フォトコンテスト審査会風景】
入賞作品
宮城県知事賞
川原子の秋
- 撮影者
- 吉田 広 様
- 撮影地
- 白石市
講 評
秋晴れの澄みきった爽やかな空気を感じました。遠方に見える不坊山や、川原子周辺の綺麗に色づいた紅葉が、コバルト色の湖面に艶やかに映り込んだ素晴らしい作品です。水鏡に筋状に流れる雲も効果的でした。宮城県内に、こんなに素的な撮影ポイントがあることを示してくれた最高の風景写真です。
宮城県中山間地域活性化推進協議会長賞
晩秋の里山
- 撮影者
- 村上 勇一郎 様
- 撮影地
- 白石市
講 評
山村農家の暮らしぶりがよく表現された優秀作品です。豊かに実った柿の木や白菜畑を背景に手拭いをかぶり、腰を曲げながら歩いてくるおばあさんの姿には深い味わいがあります。右手に杖、左手に収穫した野菜を抱え、一生懸命働いている様子に、これからも現役で頑張って欲しいと思いました。
水土里ネットみやぎ会長賞
お田植えまつり
- 撮影者
- 木村 文武 様
- 撮影地
- 気仙沼市
講 評
昔ながらの紅白装束姿をまとい、お田植えまつりに参加した早乙女の可愛らしい表情を撮らえています。きれいな衣も泥んこまみれになって、見てる方にも楽しさが伝わってきます。まばらに見える苗も新鮮さが感じられ、とても素敵な作品です。
学生優秀賞
甘柿
- 撮影者
- 瀬野尾 妃那 様
- 撮影地
- 白石市
講 評
中・高校生の作品の中でも特に優れた一作品でした。青空の下で、柿の実を指さすおじさんと、必死に収穫するおばあさんの後ろ姿に想像を掻き立てられます。無駄のない画面構成で仕上げられた素敵な作品です。
女性優秀賞
楽しい生き物調査
- 撮影者
- 瀬野尾 幸恵 様
- 撮影地
- 亘理町
講 評
里川で子供たちが水中生物を楽しそうに観察している様子がとても印象的でした。元気いっぱいの笑い声が今にも聞こえてきそうです。色づかいもカラフルで明るい気持ちにさせてくれる素敵な作品です。
ふるさと賞
種まき桜
- 撮影者
- 日野 俊文 様
- 撮影地
- 大郷町
講 評
県内では、例年4月末から5月初旬にかけて、田んぼに水を張り田植えの準備にかかります。丁度、この時期は桜が満開に咲きほこり綺麗です。この作品は、晴天に恵まれ、無風の穏やかな日の撮影だと思われます。水田が水鏡となって、メインの桜木を映し込んだことによって優美さが表現された素敵な作品です。
悪疫退散
- 撮影者
- 佐藤 一之 様
- 撮影地
- 栗原市
講 評
この祭は、わら人形を先頭に稚児行列が集落を練り歩き、集落の外れでわら人形を焼いて疫病や災いなどの厄払いを祈願する伝統的な祭りだそうです。わら人形が炎に包まれ燃え盛る様子と、祭り人の様子を上手く撮らえた傑作品です。
暴れみこし
- 撮影者
- 後藤 博 様
- 撮影地
- 松島町
講 評
田畑で暴れまくり、最後の大イベントは沼での荒神輿。体力、精神的にも疲れがピークを越えている様子が感じられます。4月末の川の水は想像以上に冷たいはずで、毎年、神輿を担ぐ同氏に御苦労さまと言いたくなります。天気が良ければもっと迫力が出たかもしれませんが、祭りの魅力を存分に表現されている秀作です。